iPhoneは今や家族以上に接している時間が長いデバイスといっても過言ではありません。
iPhoneを落としてしまったり、画面が割れてしまうと気が気ではないと思います。
万が一iPhoneを壊してしまっても安心な機能がバックアップです。
iPhoneには「iCloud」に同期することで自動でバックアップができるという特徴があります。
しかしご自宅にパソコンがない方やWi-Fiがない人はバックアップができていると思いこんでいても、
バックアップができていない場合があります。
今回はiPhoneでバックアップをしておいたほうがいい理由をご紹介します。
目次
iPhoneは自動でバックアップされないことがある?

iPhoneを使っているからiPhoneのデータが自動的にバックアップされていると勘違いしている人が多くいます。
iPhoneをバックアップするにはまず「iCloud」に接続する必要があります。
iCloudに接続する方法はiCloudにWi-Fi経由でiPhoneを接続するという方法です。
別の方法としてご自宅のパソコンにライトニングケーブル(充電ケーブル)で接続して、
iTunesに保存する方法もあります。
もしもご自宅にパソコンもなくWi-Fiもない場合はiPhone本体の中にデータはありますが、
iCloudの中にデータは一切移っていないのでバックアップはできていないことになります。
そもそもiCloudって何?
そもそもiCloudって何?という人もいると思いますので簡単に説明します。
まず最近よく聞くCloudというのは日本語にすると「雲」という意味です。
クラウド=雲という意味なので「目に見えない物体にデータが保存されている」
と認識している人がいあるのですが、
実際にはスパイ映画でハッカーがハッキングするような巨大なデータセンターでデータは厳重に保存されています。
以下の画像が実際にデータが保存されているデータセンターのイメージ。
iCloudはiPhoneを作っているapple社が提供しているクラウドサービスということです。

ということでiTunesに自宅のパソコンでバックアップを取る人は自宅にiPhoneと同じデータがありますが、
自宅にパソコンがなくWi-Fi経由でバックアップを取る方は、
海外or日本にあるappleのデータセンターでデータが管理されているということになります。
iPhoneのバックアップを取ると何がいいのか?
iPhoneのバックアップを取るといっても何が得なのかわからない人もいるはず。
そもそもiPhoneが壊れる前提でiPhoneを使う人はいないからです。
しかしiPhoneのバックアップを取るといいことがありますのでご紹介します。
①iPhoneを失くしてもデータがすぐに復活する
iPhoneを壊すことはなくてもどこかに置いたままにしたり、
気が付かない間に落としてたり、誰かに盗まれることがあるかもしれません。
そんな時でもバックアップを取っていれば、
新しく購入したiPhoneをiCloudに繋がるだけで失くしたiPhoneのデータが復活します。
②新しいiPhoneを購入した時にデータ移管が簡単
最近のiPhoneはiosの向上によりiPhone同士を隣に並べるだけでデータの移管ができたりします。
しかし自分がもっているiPhoneが古い機種だった場合対応していない可能性も。
そんな時にiCludでデータのバックアップをとっておけば新しいiPhoneに買い替えた時でも、
以前使っていたiPhoneからではなく自宅のパソコンorWi-Fi経由のiCloudから簡単にデータを呼び戻すことができます。
③iPhoneが万が一故障しても安心
手動でパソコンに定期的でバックアップを取っている人はバックアップを取っていた時期と、
バックアップを取っていない時期にタイムラグがあり、
万が一iPhoneが壊れた場合そのタイムラグの間のデータはバックアップされていない場合があります。
しかし自宅のWi-Fi経由でiPhoneをバックアップしている方は、
夜中に充電して寝ている間にデータは自動でバックアップされています。
万が一海や川で落としてiPhoneの画面が全くつかなくなったり、
高いところから落としてiPhoneの画面がつかなくなっても安心です。
画面がつかないiPhoneはどうにもならない場合がある?

iPhoneが故障したとしても画面がついていてタッチできる状態であれば、
修理店のパソコンにバックアップを取ったり何かしら対処ができます。
しかし画面がつかない状態まで壊れてしまうとiPhone修理でも対処ができない場合があります。
基盤修理というiPhoneの中の本体部分を修理する方法で画面とデータが復活する場合もありますが、
復活しない場合は画面はつくようになってもデータは泣く泣く失わる場合もあるのです。
iPhoneをiCloudにバックアップするとどんなデータが保存されるのか?
iPhoneをiCloudにバックアップするとどんなデータが保存されるかわからない方もいると思います。
iPhoneでiCloudにバックアップされるデータは以下の通りです。
アプリのデータ
PayPayやゲームのアプリなどiPhoneの画面上に表示されていたアプリのデータが保存されています。
アプリをたくさんインストールしている人は自分がどんなアプリをインストールしていたか忘れる人もいるはず。
しかしバックアップをしておけばデータを復元したらアプリは元に戻ります。
一点注意点がありLINEなどのトーク履歴やゲームの進行状況など、
一部アプリによってはiCloudとは別でバックアップを取る必要があることです。
アップルウォッチのデータのバックアップ
モバイルsuicaなど万が一アップルウォッチとiPhoneを同期している人も多いと思います。
iPhoneとは別でアップルウォッチを使っている人はWi-Fi経由でバックアップを取ることができます。
iPhoneの各種設定
音量や画面の明るさなどiPhoneで自分が設定していた細かい詳細データがバックアップされます。
アプリの配置
上述したインストールされていたアプリの内容とは別で、
自分がグループ分けしていたアプリの画面上の配置などもバックアップで保存されます。
写真、音楽、動画などのデータ
iPhoneに保存していた写真、音楽、動画などはバックアップで保存されます。
最近はカメラを持たず全てiPhone一台で仕事をする人も増えています。
万が一バックアップを取っていなかったら一大事です。
iCloudに保存しておけばこれら全てのデータが保存されます。
iCloudにバックアップを取る時に注意すること

iCloudにデータをバックアップを取る場合注意するべき点がいくつかあります。
これらを守らないとバックアップを取っていたと思ってもバックアップが行われない場合があるので注意してください。
5G以上の容量が必要な場合は有料プランに加入が必要
ご自宅でiTunesを使いパソコンでバックアップを取る場合はパソコン自体の容量があればいいのですが、
iCloudでバックアップを取る場合は無料でバックアップを取れるのは5Gまでです。
理由は上で紹介したデータセンターには限りがあるので、
世界中のiPhoneのデータを無制限でバックアップ可能にしてしまうとデータセンターがパンクするからです。
万が一保存容量が多い人は50G、200G、2TBのいずれかのプランに入る必要があります。
iPhone自体の保存容量とは別なので注意してください。
例えばお使いのiPhoneの保存容量が128Gだとしても、
iCloudで無料バックアップができるのは128G中の5Gまでとなります。
アプリや写真、動画が多い人は事前にappleからデータ容量が足りないと警告がきているはずなので、
有料プランに入ることをお勧めします。
LINEのトーク履歴は別途LINEアプリでバックアップが必要
LINEはアプリの内容にトーク履歴があります。
LINEのアプリ内にある友達の履歴だけがバックアップされても、
会話の内容が復元されないと人によってはどこまで会話をしたのかわから無くなる人もいるはず。
iCloudでバックアップを取る場合は別途LINEアプリ内にあるバックアップ機能を利用してください。
まとめ
今回はiPhoneのバックアップを取った方がいい理由をご紹介しました。
iPhoneの本体は修理が可能ですがデータは一度消えてしまうと戻って来ることはありません。
当店では定期的にWi-Fi経由でiCloudにバックアップを取ることをおすすめしています。
その他iPhoneに関するご質問などございましたらお問い合わせください。